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網の世界的ブランド「長浦製網所」
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2009年03月04日

高齢者雇用で紹介されました

(財)大分県総合雇用推進協会が発行した「70歳まで働ける企業の実現に向けて」という冊子で8ページにわたって紹介されました。
当社の定年は65歳なのですが、漁網の製造にはベテランの方々のスキルが不可欠なので、定年後もパートとして再雇用して働いて貰っています。現在も70歳から75歳の方が数人に働いています。それが評価されたようです。
その冊子の表紙の画像です。

この冊子についてのお問い合わせは(財)大分県総合雇用推進協会 高齢対策部 TEL 097-537-5048 まで。

2008年10月10日

下津井から刺し網の引き合いあり

先日岡山県倉敷市の下津井にある網屋(販売店)さんから引き合いがありました。
この地区は細物が中心で、0.5×4本の2号や0.5×6本の3号など九州でいえば有明海や、豊前海の刺し網と似たような網が多いようです。
九州ではこれに細いマルチナイロン(2/6本~10本)程度の外網を仕立てて三枚網にすることが多いのですが、下津井ではこれに結構太めのマルチナイロン(3/15~3/21本)を合わせるようです。
以外に磯が荒いのか、中網と外網のバランスを机上の計算で考えていると頭がおかしくなりそうになりますが、これでいいそうです。
漁師の長年の経験と知恵でこうなったのでしょう!

伊勢海老刺し網の違い

伊勢海老を刺し網で獲るのにも網に違いがある。
関東近辺では、7Fタイプの2/6本、2/8本、3/9本で94mm~100mmが主体で、一枚網が多い。
規制で三枚網だと獲れすぎるからか、それとも作業性を考えると一枚網のほうが仕事が早いからかはわからない。
千葉県の大原地区などはやはり一枚網である。ここにも弊社の網が販売店を経由してだが使ってもらっている。

九州の中では、長崎の網場地区や野母崎地区(長崎の南の先端)は伝統的なナイロン網で、目合いも鯨2.3寸~2.6寸である。ここは昔から鯨尺を使っており若い営業などは間違ったりすることもある。
天草地方は目合い的にはこれより大きく、曲3.3寸~曲4寸が一般的である。また、この地区は魚(カワハギやクロ)を獲るために高さがよそより随分高いのが特徴である。込み(座り)も多い。

漁師に違いを聞いてよその地区のものを勧めてはいるが、なかなか皆さん伝統的で一目、二目の中網にこだわる職人のような漁師が九州には多い。製造には苦労をするが、漁師とのやり取りも営業の楽しみの一つでもある。


2008年10月08日

伊勢海老(イセエビ)がとれてます。

長崎市網場(アバ)は伊勢海老刺し網や車海老の刺し網が盛んな場所です。
弊社も昭和30年代後半から営業に回っている地区で、親の代からの漁師や、若い頃からずっと使ってもらっている漁師もいます。

fisherman1.jpg

写真にもありますが、先週営業で訪ねた際に型の良い伊勢海老がとれてましたのでアップします。

彼が使用している網は、
ナイロン2/6本×鯨2.24寸(85mm)×19.5目~890目
ナイロン2/12本鯨8寸(300mm) ×2/6目~180目
合わせ糸スパン9本上1目すき合わせ、下半目すきあわせ
オレンジ色

上記スペックの網で漁をしていました。
湾内のため網の目合いや糸の太さが若干小さめですが、ここではこのタイプの三枚網が好まれています。

lobster1.jpg

2008年09月22日

四国の鰆 本番

9月も半ばになるとさすがに九州も過ごしやすい季節になります。
涼しくなっても日本の政治は混とんとしており、特に本日は自民党総裁選で熱気を帯びており、ますます混迷の度合いを深めそうです。

さて、弊社若手出張員からの報告ですが、鰆がぼちぼち取れている様子でした。
八幡浜では500円/kg
松山では 1,000円/kg
高松では 1,300円/kg
地区毎でどうしてこれほど価格に差があるのか?
鮮度の差?それとも消費量の差なのか?

私たち漁網製造者にすれば、漁獲が上がってくれるにこしたことはありません。

2008年09月21日

ホームページが新しくなりました

長浦製網所のホームページを刷新しました。
今後弊社の商品案内なども随時お知らせいたします。

まだまだ試行錯誤を繰り返してますが、いいものにしていきたいと考えております。

漁師の情報なども提供していきますのでよろしく!

長崎の伊勢海老(イセエビ)漁

伊勢海老刺し網の代表例
九州地方
長崎市樫山周辺
この地区は昔から刺し網漁が盛ん。8月20日からは伊勢海老漁が解禁。
ナイロンマルチ(2/6本~2/12本)の三枚網すき込みが多い。
最近の若い漁師はではモノエース3F6本、0.5号6号の集合糸を中網に使用。
目合いは現在鯨3寸が流行りで、イセエビの外しやすさを追及するとこのサイズになったようだ。
色は赤が多く、現在は弊社でいうBC-12(モスグリーン)が人気。
カワハギも獲れるから、といった理由だ。

バッチ網手網

バッチ網の手網とは袖網ともよばれ、現在ポリエチレンを基本に人間による手すきで製造するのが主流。目の作り方も本目と呼ばれる結節である。
弊社はこの部分を1.5回転の特殊結節で対応、すでに東北地方に出荷をしており、好評を得ている。
バッチ専門店でこの話をすると、なかなか信用してもらえない。というか扱おうとしない。彼らは手すきの網を愛している。
しかしだ、手すきの職人は相当数高齢化し、数年後の需要に耐えうるのか?疑問である。
機械式によるメリットは計り知れないものだと思うのだが・・・。

坂の上の雲にはまってます

坂の上の雲と言えば言わずと知れた司馬文学の名作中の名作。
今回なぜかまた読みたくなり、今回で三回目。晩酌をしながら小さな字と格闘中!
小5の息子はハリポタを読み始めたばかり。本を読むことで少しは想像力を深めてくれたらと願う。

ところで坂の上の雲は愛媛松山が舞台である。
弊社の取引で実のところ松山の客はまだいない。
伊方、八幡浜(宇和海)、上灘(瀬戸内)、新居浜、西条(燧灘)と徐々に鰆の流網漁師を増やしてきたが、松山近辺の情報がまだとれないのである。
鰆が春から秋にかけて一番湧くところが松山沖である。

やはり顧客開拓の努力が必要なのであろう!
ちなみに昨日、香川県観音寺市伊吹島からは仕立て上げの注文を電話でいただいたのだが。
自慢であろうか?


2007年11月07日

Copper Riverサーモン入荷!

日本であまりお目にかかれない、大変貴重な紅鮭が先月末入荷しました。

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アラスカCopper River産のサーモンで、脂の乗りは平均12%もあり、Bristol産の約3倍の量です。
弊社は中津市にある株式会社スーパ細川さんに納入しており、すでに新物として売りに出されています。ぜひご賞味ください。

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